こんにちはjujuです。
「オーガニックファーム龍伏」では毎年12月末に新しい年をお迎えする準備として、大自然の中で石臼を使ったお餅つきをしています。
今時珍しい石の臼があるオーガニックファーム龍伏ですが、先人達が丁寧にその道具を引き継いできてくださった伝統を自分たちの番だよと言われているかのような面持ちになります。
石臼は日本においては縄文時代前期から、長径30cmほどの扁平な石と磨石と呼ばれる拳大の丸い石が使用されていたようで、今の形になり一般家庭に主流となったのは江戸時代中期からだそうですね。
昔から変わらないモノ
良い変化を遂げて便利に変わるモノ
たくさんの情報から自分にとってより良いものを選択するという難しい時代に生かされていますよね。
私は普段、都心まで電車で40分程の距離に身を置いていますが、自然と触れ合う機会はあえて作らなければという環境下で、子供たちにも日本の伝統的な慣わしを伝えるためにオンラインで知識を補填するような状況下で、便利でハイブリットな選択ができる一方で、百聞は一見にしかず、やはり目で見て空気に触れて、自然の匂いを嗅いで得られる実体験とはかけ離れていました。
そこにあるのは石臼、杵、ノンケミカルな餅米、大豆、水のみ(笑)
オーガニックファーム龍伏で拵えた味噌とその辺の自然に生えている薬草さえあれば、主菜副菜は揃ってしまう環境で、鳥の囀りを聴き、直火で熱したお米をいただく至福は、やはり体感しないと得られないものですね。
ここに身を置くといつも思うのは「足るを知る」ということ。
物欲や過剰な情報に囲まれた現代社会において、
「あ〜幸せだな〜、充分に事足りているなぁ」
と感じる瞬間って息を吸って吐くだけ、なんとなく流されている今今で感じるのは難しい気がします。
こうした自然の中に身を置いてみると、物質的なお金で買わなくても良い、もうすでにあるものを工夫して使うことができたり、こうした心から湧き上がる幸せな気持ちを仲間とシェアできる時間にこそ価値があることを思い知らされます。
オーガニックとか、自然とか、天然とか、、、言葉で示すよりもこうした体験を通して自分自身が感じることが、我に還る1番の近道なのかもしれませんね。
原点であり種である。
まさにpipas(ピーパス)
自然の中では本来の自分と向き合える時間をたっぷりとノイズなくいただけるので、やはりここに行き着くのだなと腑に落ちます。
次世代がより良い未来になりますように^^
毎年12月末に行う「オーガニックファーム龍伏」の【ノンケミカル餅つき大会】
ぜひ次回の案内を楽しみにお待ちくださいませ!